【講演実施レポート】堺市でのこども園・保育園におけるパワハラ防止講演にアディーレ法律事務所の弁護士が登壇

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アディーレ法律事務所は、社会貢献活動の一環として、大阪府堺市で行われた「こども園・保育園におけるパワハラ防止と、2025年の育児・介護休業法改正」についての講演に弁護士の島田さくらを派遣しました。

【開催概要】
「こども園・保育園におけるパワハラ防止と、2025年の育児・介護休業法改正」
・日程 2024年11月19日(火)
・開催場所 堺市産業振興センター
・講師 島田さくら弁護士(東京弁護士会所属)
・参加者 NPO法人さかい民間教育保育施設連盟 加盟園(保育園・認定こども園)園長約100名

◆ハラスメントの現状と対策

本講演は大阪府堺市の民間認定こども園・保育園の園長を対象として、職場で起こりうるさまざまなハラスメントの現状を正しく理解し、事業主としての対策方法を学ぶことを目的として開催されました。

島田弁護士はパワハラ・セクハラなど、職場で起こりうるハラスメントについて、その現状と法的対応の事例を紹介し、「従業員の教育や業績向上のために、適切な範囲での注意・指導は必要なこと。どこからがハラスメントに当たるのかという意識を正しく持つことが大切です」と話しました。

また、本講演では顧客などからのカスタマーハラスメント(カスハラ)についても解説しました。顧客のクレームや言動がカスハラに当たるのかという「カスハラの判断の仕方」から、対応者や対応手順のマニュアル化、録音・録画の準備など「事前にできる対策」についても具体例を用いてわかりやすく説明しました。

◆改正育児・介護休業法

2025年4月1日から改正育児・介護休業法が施行されます。女性の比率が高く、育児休業を取得する人が多い保育士にも影響を与える可能性がある今回の法改正について、「改正によって何が変わるのか」、「生活にどんな影響があるのか」といったことを具体的に解説しました。

◆講演を終えて

講演を終え、参加した皆さんからは「島田先生のお話を聞いて、ハラスメントについて今まで認識していた以上に対策などを検討していく必要があると感じました」「事例も交えてハラスメントになる境界を分かりやすく教えていただきありがとうございました」と感想をいただきました。

登壇した島田弁護士は「パワハラやカスハラについて、具体的な場面に照らした質疑をいただきました。やや話が脱線してしまう部分もありましたが、熱心に聞いていただけて良かったです」と話しました。

今後もアディーレでは、法的知識の啓蒙を目的としたセミナーの開催や講演会への参加を通して、よりよい社会づくりに貢献してまいります。