【講演実施レポート】「SNS トラブルに巻き込まれないために」福岡県久留米市の中学校でアディーレの弁護士が講演を実施

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アディーレ法律事務所(東京都豊島区、代表弁護士・鈴木淳巳、以下「アディーレ」*)は社会貢献活動の一環として、中学生とその保護者を対象とした講演「インターネットの正しい使い方」を福岡教育大学附属久留米中学校にて実施いたしました。福岡教育大学附属久留米中学校から依頼を受け、アディーレの長井健一弁護士が「ネット上のモラルの話」「トラブルの具体例と被害内容」「責任賠償金の具体例」「防止策、回避策」等、トラブルの実例に法的な視点を交えて解説しました。

【開催概要と講和会内容】
・「SNS トラブル」の注意喚起や啓発の講和会
・日程 2024年7月24日(水)
・開催場所 福岡教育大学附属久留米中学校
・参加者 全校生徒360名とその保護者

講和会は熱中症対策のため、冷房設備のある会議室と各教室を繋いでリモートで行われました。

トラブルを起こさない・巻き込まれないために

トラブルを起こさないためには、「人が嫌がることをしない」、「相手の気持ちを考える」ことが大切です。最初は「1対1」のやり取りでけんかをしていても「多数対1人」となり、その1人に対する誹謗中傷、ネットいじめに発展するケースがあります。「言葉の暴力は人を殺す力がある」ということを理解してほしいとお話ししました。

実際にあったトラブル事例としては、スシローの迷惑動画事件をあげ、「本人はちょっとしたいたずら心であったとしても、社会的には大きな迷惑をかける行為となり、数千万円という損害賠償責任を負う可能性がある。中学生でも責任を負うことになる。」と注意を促しました。

利用のルールづくりが必要

今回の講演には保護者の方も参加され、トラブル防止のためのルール作成についてアドバイスを行いました。その際に重要なこととして、「家庭では、スマホの利用料金や利用時間を親子が対等な立場で話し合って決めること、守れなかった時のルールも決めて、定期的な確認を行うこと」とお伝えしました。また学校においては、学校・PTA・生徒で話し合うこと、策定したルールを徹底して守ることがトラブル回避につながると説明しました。

講和会終了後、モニターを通じた質疑応答~閉会

生徒の皆さんからは、メッセージの発信時に気をつけることなどについて、モニターを通じた質疑応答が活発に行われ、最後は生徒代表による「お礼の言葉」をいただき閉会となりました。

メディア取材

当日は、テレビ西日本から取材があり、夕方のニュース及び深夜の「Live News α」で、講演の模様が放送されました。

今後もアディーレでは、法的知識の啓蒙を目的としたセミナーの開催や、学生の職場体験受け入れ、出張授業による法教育活動を通して、よりよい社会づくりに貢献してまいります。